歯みがきしながら考えた(旧)

引っ越しました。
ここは抜けがらです。

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『ゆれる』を観た。

西川美和
バンダイビジュアル
¥ 3,239
(2007-02-23)

やっと観た!
今まで何人に勧められたか。
オススメしてくれたみんな、やっと観たよー。

観る人の内側に委ねるような映画でした。
故郷は、仕事は、生活は、家族は、恋人は、性別は。
自分の立場によって見方が変わる気がします。
観終わると、自分の内側に尋ねます。
何を?何をでしょうね。

*  *  *  以下内容含  *  *  *
田舎に残った兄と、東京へ出た弟。
兄の自己犠牲感と、弟の嫌悪感と。
お人好しだけれどどこか鬱屈した兄と、
成功したけれど引け目を滲ませる弟と。

それぞれに押し込めた感情がありつつも、
上手いこと均衡が保っていた関係。
きっと長いことかけて心地いいバランスを見つけたはずなのに、
二人の知る女性の死で、いとも簡単に歪んでいきます。

「人は簡単には変わらない」
よく言われることです。私もそう思います。
この人を変えたい。
と思っても、本人にその気がなければ到底無理です。
でも、「変わる」瞬間へと突き動かすもの、
それも人なんですよね。

兄弟の視線、揺れ、涙、ふとした笑顔。
ぎこちない会話、さらけだす会話、罵り合う対話。
ちょっとした表情、声色ひとつに、そんなことを思いました。
人は、人に気づかされて変わる。
それは、いつだって遅くはない・・ってわけでもなくて。
兄弟だからこそ、積もりに積もって生まれた感情は、
ときに残酷です。
最後のシーンは痛々しかったです。

兄を演じた香川さん。
すばらしいブラボーです。
じっとりとした雰囲気が、たまらなく気持ち悪かったです。
そしてオダジョは抜群にかっこいい。

結局最後はオダジョかよ。はいそうです。
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